不妊治療の卵管造影は造影剤によって痛みが違う?
不妊治療を始めたばかりの頃、まずは不妊の原因になる病気がないか基本的な検査を行います。
その中でも特に痛いと言われるのが、子宮卵管造影検査。
これは不妊治療の第一関門とも言われる、とても有名な検査です。
今回は私の体験から、検査について紹介していきます。
子宮卵管造影検査って何?
子宮の形や卵管の詰まり具合をみる検査です。
精子と卵子の出会う場所である卵管に詰まりがあると、受精に影響が出てしまうのです。
どのような検査かと言うと、、、
膣から子宮にカテーテルを入れて、そこから造影剤を注入してレントゲン撮影を行います。
想像するだけで痛そうですね。
子宮卵管造影検査で何が分かるの?
この検査を行うことで、
・卵管に詰まりがないか
・子宮の形に異常はないか
・子宮粘膜下筋腫がないか
・卵管に癒着がないか
ということが分かります。
私の場合は、子宮内膜症で癒着による卵管の詰まりが考えられる為、この検査はとても効果的だということでした。
なんと、検査を受けることで軽度の卵管の詰まり、癒着などがなくなってきれいになるというのです。
検査と治療を兼ねているなんてすごいですよね。
そう!
実はこの検査を受ける最大のメリットは、卵管の詰まりがなくなることで、検査後6ヶ月間はゴールデン期間と呼ばれ、妊娠しやすくなるんです!!
私も検査後4ヶ月で一人目の子を妊娠することができました。
実際に検査後80%の方が妊娠するそうです。
驚異の妊娠率ですね。
卵管造影検査って痛いの?
病院で卵管造影検査について話があった方は調べたかもしれませんが、これは痛くて有名ということも聞きます。
中には気絶するほど痛かった、あまりの痛みで途中でやめてもらった、冷や汗が止まらなかったなど恐怖を倍増させるようなこともちらほら。
では、実際はどうなのでしょうか。
私の場合は、痛みはあったけど、そんなに想像していたほどの痛みではありませんでした。
検査前に色々調べて、かなり痛いと覚悟していたからでしょうか。
いいえ、実は子宮卵管造影検査に使用される造影剤には、二種類あるんです。
油性造影剤と水性造影剤ってなに?
検査で使用される造影剤には油性と水性があります。
昔は油性造影剤でしたが、最近は水性造影剤も多く使用されています。
油性造影剤は、妊娠率に優れていてレントゲンでもはっきり写って見やすいです。
しかし炎症やアレルギーの原因になることも。
水性造影剤は、痛みがなく検査時間も早いです。
しかし写りが悪く、薬剤が高い(油性の8倍)です。
油性造影剤と水性造影剤は、どちらを使用するかは病院や医師の判断によって違います。
検査前に医師に確認してみましょう。
水性造影剤なら痛くない?
基本的に水性造影剤も油性造影剤も、痛みを感じるものではありません。
ただし痛みにも個人差がありますし、バルーンや造影剤を入れるので痛みを伴ってもおかしくありません。
病院の看護師さんが言うには、先生の腕によっても変わるそうです。
確かに内診なんかは先生によって全然痛みが違いますからね。
妙に納得しました。
これから造影検査を受ける方へ
卵管造影検査は、そこまで痛いものではありません。
この先妊娠出産になると、もっと痛い思いをすることなんてたくさんあります。
それに比べればへっちゃらです。
と、自分に言い聞かせて前向きに検査に臨みましょう。
これを乗り切れば、ゴールデン期間が待っていますから、そのメリットの方がはるかに大きいですよ♪