不妊治療は何歳まで受けることができるの?
不妊治療をしていても、なかなか妊娠することができない、、、
もうすぐ40歳になってしまうけど、いつまで不妊治療を続けることができるのかな?と不安になったあなた。
最近の晩婚化の影響で、不妊治療を始める年齢がどんどん遅くなっているそうです。
35歳を過ぎたら高齢出産だと言われますが、それでは不妊治療自体は一体何歳まで受けることができるのでしょうか。
不妊治療は何歳まで受けることができるの?
基本的に不妊治療は、何歳でも受けることができます。
その証拠に、ギネス世界記録の最高齢での出産記録は、スペイン人の66歳です。
日本人では60歳の方になります。
(ただしこれらは第三者の卵子提供からの体外受精での妊娠なので、日本では許可されていません。)
不妊治療自体は何歳でも受けることは可能ですが、年齢が上がるにつれ成功率が低くなります。
40歳までは不妊治療により妊娠できる?
一般的に35歳を過ぎると高齢出産となりますが、不妊治療をしている方の多くが35~40歳になるでしょう。
皆さん勘違いされやすいのが、生理がある=排卵している=妊娠できると思っておられる方がとても多いです。
卵巣の機能や女性ホルモンの分泌量は37~38歳で急激に低下します。
これにより、生理はあるものの、卵子が作られなかったり質が悪く流産しやすくなってしまうのです。
そのため不妊治療により妊娠できるのは41~42歳までが限界で、これ以降はなかなか難しくなってしまいます。
もちろん中には45歳で出産している方もいますので、可能性がないわけではありませんがかなり低く、また赤ちゃんや母体へのリスクも覚悟する必要が出てきます。
40歳以上の不妊治療での妊娠率は?
可能性が低いと分かっていても、どうしても諦めきれない夫婦はたくさんいます。
具体的な妊娠率は、
35歳23.2%
40歳13.7%
45歳2.4%
となっています。
これを高いと感じるか低いと感じるかは人それぞれですが、40歳を過ぎて妊娠している方はたくさんおられると思うと、心強く思いませんか?
だって40歳になっても100人のうち13人も妊娠に至るわけですから、諦めないでチャレンジする意味は必ずあることでしょう。
実際に不妊治療を何歳まで続けている?
それでは実際に不妊治療をしている方は、何歳まで続けているのでしょう。
不妊治療の専門医の意見では、42歳までは不妊治療をすすめるそうです。
しかしそれ以降は、治療による疲れや諦め、閉経近くの体調不良などから徐々に治療をする方が減っていくそうです。
おわりに
妊娠を心から待ち望んでいる人にとっては、不妊治療により妊娠する可能性があるのが何歳までなのかはとても大切なことですよね。
自分が頑張れることをすべてやり尽くすまでは、絶対に諦めないほうが良いと思います。
あなたの元に赤ちゃんがやってきてくれることを心から祈っています。