不妊治療に意味はある?効果的な治療をしよう!

あなたは不妊治療をしていて意味があるのかと思ったことはありませんか?    いつまで続くのか、一体どれだけのお金をかければ妊娠できるのか、治療の痛みや苦しみに耐えた先に、本当に赤ちゃんはやってきてくれるのか、、         そんな不妊治療に関する不安や疑問の解決、効果的な治療のススメを紹介します。

不妊治療を行う前にする不妊症検査の種類とは?

結婚して2年以上経つけど、なかなか子供ができない、、、

 

一度病院に行こうかと思っても、初めての婦人科は不安がいっぱいですよね。

 

病院で不妊の相談をすると、不妊症であるかどうかの基本的な検査が行われます。

 

でも、検査ってどんなことされるのかな?

 

そんなあなたの為に、不妊治療をする前に行われる検査の種類を紹介します。

 

不妊治療を行う前にする検査の種類は?


不妊症の検査には一般不妊検査特殊不妊検査の2種類があります。

 

一般不妊検査は、不妊症の原因を見つけるための基本的な検査のことです。

 

特殊不妊検査は、一般不妊検査でさらに詳しい検査が必要と診断された場合だけ受けます。

 

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女性の一般不妊検査

初診の時にする検査として、子宮の大きさや形、固さ、子宮頚部のガン検査、クラミジア抗原検査、血液検査(貧血、風疹、HIVなど)があります。

 

可能なら2~3ヶ月分の基礎体温表を持っていきましょう。

 

基礎体温表があれば、排卵があるか、ホルモンバランスは正常かなどを判断する材料になります。

 

また月経期ー卵胞期ー排卵期ー黄体期の月経周期に合わせて行う検査もあり、1~2ヶ月かかります。


1.月経期に行う検査

 

血液検査

採血をしてホルモンの分泌が正常か値を調べます。

 

2.卵胞期に行う検査(低温期)

 

血液検査

採血をして卵胞期に分泌が多くなる卵胞ホルモンの値を調べます。

 

 

超音波検査

膣の中に器具を入れて、子宮や卵巣、卵胞の発育状態を観察することができます。
子宮筋腫や子宮腺筋症、卵巣腫瘍などの病気も発見できます。

 


子宮卵管造影検査

膣の中にカテーテルを入れて造影剤を注入し、レントゲンをします。
子宮の奇形や卵管の詰まり、癒着がないか分かります。
この検査をすることで軽度の詰まりが取れて、妊娠率がアップします。

 

3.排卵期に行う検査

 

血液検査

排卵を即す黄体化ホルモンが分泌されているかを調べます。

 

 

超音波検査

卵胞の大きさを計ることで、排卵日が予測できます。

 


頸管粘液検査

頸管粘液(おりもの)の量、透明性、伸び具合などを調べます。

 


フーナーテスト

夫婦生活の後の頸管粘液を採取することで、精子の数や運動率が分かります。


4.黄体期に行う検査

 

血液検査

黄体期中期に採血し、黄体ホルモンが正常に分泌されているかを測定します。

 


超音波検査

子宮内膜の厚さや、排卵しているかどうかの確認をします。

 


子宮内膜組織検査

黄体期中期に、子宮内膜の着床の準備ができているか、黄体機能が正常かなどを調べます。

 

女性の特殊不妊検査


子宮鏡検査

膣から内視鏡を挿入して、子宮筋腫やポリープ、子宮の奇形、癒着の状態なども分かります。
軽い癒着を剥がしたりポリープの切除もできます。

 


腹腔鏡検査

卵管の癒着や子宮内膜症があったり、不妊の原因が分からない場合などに、骨盤内や卵管・卵巣周囲に異常がないかを確認するための検査です。
お腹に小さな穴を数カ所開け、そこから内視鏡を挿入して診察します。

体外受精や顕微授精へステップアップする前に受けることが多いです。
腹腔鏡なので体への負担は少ないですが、3日程入院します。

 


卵管鏡検査

卵管閉塞の疑いがある場合に、内視鏡を挿入して卵管内をチェックする検査です。
カテーテルの先のバルーンをふくらませて卵管を広げたり、癒着を剥がし、卵管の通りをよくすることもできます。

 

血液検査

採血をしてアンチ・ミューラリアンホルモンの分泌を調べることで、卵巣年齢が分かります。


精子抗体検査

フーナーテストの結果が良くない場合に行います。
精子抗体とは、精子を異物として攻撃するアレルギー反応のことです。


染色体検査

血液検査で染色体の数や構造に異常がないか調べます。

 

男性の一般不妊検査


血液検査

採血をしてホルモンの値を調べます。


一般精液検査

4~5日ほど禁欲してから採取した精液から、量、濃度、運動率、奇形、生存率などを調べる検査です。

 

 

男性の特殊不妊検査

 

血液検査

採血をして染色体の数や構造を調べます。

 


精巣組織検査

一般精液検査で無精子症や乏精子症と診断された場合、さらに詳しく調べる検査です。
精巣組織の一部を採取することで、精子が全くいないのか、造精機能の低下なのか、精管問題により精子の輸送が困難なのか分かります。

 


精管精嚢造影検査

精管の閉塞があるかどうかを調べる検査です。
陰嚢を少し切開し、造影剤を注入してレントゲンをして調べます。

 

 

おわりに

 

不妊症の検査はこんなにもたくさんあるのですね。

 

初めて病院に行かれる方は不安がいっぱいあると思いますが、ある程度検査の種類が分かっていると安心できますね。

 

不妊に悩むなら、まずは病院で検査をするべきです。

 

そこからどうするかはあなた次第ですから、後悔しないようにしたいですね。