不妊治療に効果のある漢方薬はどんな種類があるの?
あなたの不妊治療歴は何年ですか?
私は現在1年半になりますが、一人目の子供も不妊治療にて出産しました。
一人目の不妊の原因は子宮内膜症でしたが、今は原因は特にないと言われています。
そこで何かできないかと色々調べた結果、漢方にたどり着きました。
知っている方も多いとは思いますが、漢方は不妊治療の方にも効果があるのです。
そこで今回はそんな不妊治療に効果的な漢方薬にはどんな種類があるのか、見ていきたいと思います。
不妊の原因、知っていますか?
あなたの不妊の原因は何か知っていますか?
最近の不妊治療をしている方の中には、原因不明の不妊に悩まされている方がとても多いです。
病的な原因がないのになかなか妊娠することができない。
そんな方は、ストレス、食生活、生活習慣など様々な生活因子によって、不妊になっている可能性があります。
漢方はそんな状態の身体に働きかけることが得意で、体質を改善して妊娠しやすい状態にしてくれるのです。
効果的な漢方の選び方とは?
不妊治療で使われる漢方にも様々な種類があり、まずは自分がどんな体質なのかを見極める必要があります。
今感じている身体の不調はどんなものがありますか?
私は、ストレス・冷え性・身体の疲れ・運動不足などがあります。
漢方は1人1人の体質に合わせて選ぶことが大切です。
この漢方が良い!と言われているからと言って、自分にも合うとは限らないのです。
また不妊の原因になっている病気があれば、それも判断材料になります。
試しに薬局で購入してみたいと言う方はいいですが、できれば病院や漢方薬局など専門家に相談されるのが良いでしょう。
不妊治療に効果的な漢方薬の種類は?
漢方では、体質改善するためには、気・血・水を整えることが大切だと考えられています。
気・・・生きていくための活力の源で目には見えない生命エネルギーのこと
血・・・体の中を巡る血液やその他様々なものを運ぶもの
水・・・血液以外のあらゆる体液
これを基準として、身体の中の不調が出ている部分を探し、身体全体を整えていきます。
女性では妊娠・着床しやすいように、男性では勃起機能や精子の状態が良くなるように働きかけてくれます。
それでは、具体的に身体の症状に合わせた漢方薬を見ていきましょう。
血虚(けっきょ)
血が少なかったり血の元となる栄養が不足している状態。
月経量が少ない、生理痛がひどい、貧血、めまい、立ちくらみ、目が疲れやすい・かすむ、むくみ、顔色が悪いなど
主にやせ型の女性に用いることが多い。
原因・・・偏食や乱れた食生活、疲れ、ストレス、冷え症
漢方薬・・・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
加味帰脾湯(かみきひとう)
気虚(ききょ)
気(体のエネルギー)が不足している状態。
疲れやすい、疲れがたまっている、いつもだるい、不正出血が出る、胃もたれ、下痢
原因・・・偏食や乱れた食生活、過労、激しい運動、ダイエットしすぎ
漢方薬・・・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
腎虚(じんきょ)
生命力の源である腎(骨や脳、耳、生殖能力、卵巣)の機能が低下している状態。
精力の減退、頻尿や残尿感、足腰がだるい、不妊治療による卵巣機能の低下
原因・・・運動不足やストレス、塩分の過剰摂取
漢方薬・・・八味地黄丸(はちみじおうがん)
六味地黄丸(ろくみじおうがん)
瘀血(おけつ)
血の流れが滞り、溜まっている状態。
子宮内膜症、頭痛、肩こり、生理痛、目の下のくま、生理不順、ひどい生理痛、体力がない、皮膚や唇がかさつく、月経時にレバーのような塊、腰痛、便秘、頭重感、めまいなど。
原因・・・冷え症、ストレス、運動不足
漢方薬・・・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
温経湯(うんけいとう)
気滞(きたい)
体の中をめぐる気が滞っている状態。
自律神経の乱れ、イライラ、情緒不安定
原因・・・ストレス、不規則な生活習慣
漢方薬・・・加味逍遥散(かみしょうようさん)
香蘇散(こうそさん)
月経の周期に合わせてそれぞれ違う漢方薬を服用する、周期療法という治療法もあります。
まとめ
漢方薬は一人一人の身体の状態に合わせて使用することで、身体の状態を整え体質を改善するように働きかけてくれます。
不妊治療とも併用できるので、不妊治療にて直接的な原因の治療をしながら、漢方で妊娠しやすい身体づくりをすれば妊娠に大きく近づくことができるのではないでしょうか。
今回のことで、私にも漢方薬が必要だと感じました。
急いで病院に相談したいと思います。。